生森一里塚 解説

生森 一里塚
 

・岩手県指定史跡(昭和446月6日)所在は七ツ森地内。

・藩政時代の陸上交通の里程標として築造された雫石街道における盛岡から三つ目の一里塚。国道沿いにありながら両側一対の塚が完全な形で残っている貴重な史跡である。築造年代は特定されていないが、全国的に築造が始まった17世紀前半と推定されている。生森(標高348m・七ツ森の主峰で大森、大盛とも書いた)のふもとにあることからこう呼ばれている。この場所は雫石街道の坂道の頂点にあたり、古くは「塚の越し」と呼ばれた。
・明治3年まで生森頂上に<生森子安地蔵尊>があった。現在も林の中に当時の参詣道の痕跡が残る。

・生森が含まれる「七ツ森」は、古くから雫石村の入会林として村人の生活を支えた。官有からの払い下げを巡る経緯はドラマティックであり記念碑が残っている。

・「七つ森」は多くの宮沢賢治作品に登場する場所でもあり、平成17年、国の名勝「イーハトーブの原風景」の一つに選定された。駐車場、散策道が完備している。